立体写真2016年04月14日

 後輩がドローンを購入し、ドローンで空撮した写真をGISで使えるGeoTiffに変換できるOpenDroneMapを教えてくれました。空いているハードディスクにUbuntu 15.10をインストールし、解説を見ながらOpenDroneMapをインストールしました。ネット上にあるサンプルデータで試してみると、ちょっと荒い写真が出来上がりました。

オルソ化した写真

 解像度のパラメーターをいじると写真の解像感はよくなりますが、その分ファイルサイズが大きくなり、メモリの使用量が増えました。一緒にできるファイルが気になったので調べてみると、立体の座標群のデータでした。MeshLabというソフトで開くと、立体図が表示されました。

MeshLab

 もう少し調べてみると、「VisualSFMとMeshLabとCloudCompareによるドローン撮影画像を用いたデジタル地図作成」で複数の写真から立体写真を作成する方法が書かれていました。後輩が撮った写真で試してみると、途中でメモリ不足になって処理できませんでした。パソコンのメモリは8GBで、4つあるメモリスロットのうち2個空いていたので、予備で置いてあった4GB2枚増設して16GBに増やしたらぎりぎり処理が完了しました。

立体写真

 この処理をするにはもう少しCPUパワーがあったの方がいいのかなと思いました。メモリは、32GB以上ないと厳しそうです。対応したビデオカードを持っていないので試してませんが、これらのソフトはGPUの処理を有効にできるようです。