寒さが緩み2012年01月29日

 週の後半から寒さが緩んできたので、沢の様子を見に行きました。前日にまとまった雨が降り、 カエルにはよさそうな雰囲気でした。1か月以上前にハナサキガエルの産卵のあったところの近くにヒメハブがいました。

ヒメハブ

 シダの陰にナミエガエルが隠れていました。
 
ナミエガエル

 あちこちでオキナワイシカワガエルが鳴いていましたが、沢を登っていくと苔むした岩の上に座っているオキナワイシカワガエルがいました。
 
イシカワガエル

 ハナサキガエルがちらほらといました。産卵が終わってしまった場所が多いので、沢から離れた個体が多そうです。産卵の時期は、ハナサキガエルが林道に出て来なくなりますが、産卵の時期が終わると雨の後は路上でよく見かけるようになります。
 
ハナサキガエル

 普段、草や木の枝の上で鳴いているオキナワアオガエルが路上にたまった落ち葉の中で鳴いていました。
 
オキナワアオガエル

 沢の途中にある小さな水たまりの底の落ち葉がだいぶなくなってしまったような感じがしました。しかもホルストガエルの幼生がだいぶ減ってしまっているようでした。一緒に沢に入った知り合いは、少し前にこの水たまりが異様に濁っていた時があったそうです。雨が降ってもあまり濁らないこの水たまりがなぜ濁っていたのでしょうか? 多少の雨では水たまりの近くの沢は濁ったり増水しないので不思議です。この水たまりでよく見かけたゲンゴロウがいなくなってしまったような・・・。

 前日は、結構雨が降りましたが、路上にはホルストガエルやハナサキガエル、リュウキュウアカガエルが出てきていました。途中で雨が強くなり、視界がとても悪くなりました。雨が降るとカエルが元気になりますが、雨が強く降ると写真が撮れなくなります。カエルは、大雨の時でも路上で雨に打たれながら座っていることがあります。