ハブ2010年11月12日

 仕事で山に入ったら、1.7m位のハブに遭遇しました。周りの景色に溶け込んでいてすぐ近くにいても分かりにくいです。写真を撮った後、どこかにいなくなりましたが、またハブにあったらと思うとちょっと怖くなり山を歩くのが慎重になりました。

ハブ

 ハブが冬眠すると思い込んでいる人がいるようですが、ハブは寒い日は物陰に隠れてじっとしているだけで、暖かい日は活動しています。1月の暖かい日にハブが林道に出てきていたことがありました。

リュウキュウオオコノハズク2010年11月12日

 夜、林道を走っていたら目の前をリュウキュウオオコノハズクが横切り、林道わきの木にとまりました。木の上からしばらくこちらの様子を見ていました。リュウキュウオオコノハズクは、ライトを当てるとすぐに逃げてしまうことが多いので、ゆっくりと観察することも難しいのですが、この日はしばらく木にとまっている個体が多かったです。

リュウキュウオオコノハズク

 ケナガネズミも見ました。一晩で5個体くらい見ることができました。先日までケナガネズミがよく鳴いていたのですが、今回は全く鳴き声が聞こえませんでした。

ケナガネズミ

  夜の森は、いろんな生き物が鳴いているのでにぎやかです。たまにヤンバルクイナが鳴くこと(警戒のため)もあります。ヤンバルクイナは、突然少し離れた場所で鳴き出すことが多いので、なかなか鳴き声の録音ができません。

 ヤンバルクイナの地鳴きを録音することができました。虫の声のほうが大きくてちょっと分かりにくいかもしれませんが、「ギュルルルッ」という感じで鳴いているのがヤンバルクイナです。
 人間の聴覚は、大きな音を小さな音と感じたり、小さな音を大きな音と感じることがあります。そのため、録音したものだけよく聞こえるので、実際よりも大きな音と思い込んでしまうことが多いです。実際に録音してみると、周りの音のほうが大きかったということはよくあります。逆に自分ではあまり大きな音を立てていないつもりでも、実際には立てた音が大きくて、動物が逃げてしまうことがあります。