公園のリュウキュウマツの下に生えるキノコ2016年12月13日

 11日 日曜日の新聞の連載にリュウキュウマツの松ぼっくりから生えるキノコが紹介されていて、街中の公園では見たことがないと書かれてました。
 このキノコは地面にたまった落ち葉や腐葉土の中に埋もれた開く前の松ぼっくりから生えることが多く、松ぼっくりが湿っていることが多いです。街中の公園でも環境次第では生えていそうな気がしました。ちょうどこのキノコの時期なので、思い当たる公園へ行きました。

マツカサキノコ属のキノコ

 公園の場合は、草刈をして落ち葉などがきれいに掃除されているような場所ではこのキノコは見つかりません。


 このような場所では、チチアワタケやアカハツが生えていることが多いです。

チチアワタケ
ちょっと古くかったので変色してます。

アカハツ

 松ぼっくりから生えるキノコは、リュウキュウマツの枝の下で草刈りや落ち葉を片付けられていなくて日当たりの悪いところに生えています。


 落ち葉の下に隠れていることがありますが、落ち葉の下から白いキノコが見えることがあります。このキノコは、国道から滑り台が見える大きな公園で見つけました。


 このキノコは、観覧車の見える展望台のある公園で見つけました。山原の山と比べると少なめですが、条件さえそろえばどこにでもありそうな雰囲気です。
 

 公園の遊歩道のわきにリュウキュウコスミレが咲いていました。この花は冬に咲くイメージですが、今日は気温と湿度が上がったため、探索中はずっと蚊にたかられていました。

リュウキュウコスミレ

 オオゴマダラも飛んでいました。

オオゴマダラ

 この後、用事を済ませていたら家に帰る頃には日が落ちて暗くなり、満月前の月が登っていました。


 以前、「山の中に入らないとキノコを見ることができませんか?」と聞かれたことがありましたが、種類によっては街中の公園で見つけることができます。