ハナサキガエル2017年11月21日

 時々、変なキノコが生えているから気になってしまう苔むした法面を眺めていたら、穴からハナサキガエルの亜成体が顔を出していました。一緒に観察していた友人に指摘されるまで気づかなかったのですが、背中側が青みが入った色で背中側と側面の境界が黄緑色でした。

ハナサキガエル

 法面の別のところにキムラグモ類の巣があり、巣の蓋の隙間からクモの足が少し見えました。

キムラグモ類の巣

 雨が降った割にカエルが少なめでしたが、産卵が近いためかリュウキュウアカガエルは時々見かけました。

リュウキュウアカガエル

 周りのアオノクマタケランを見ていたら、ザトウムシがサワガニ類の幼体を捕食していました。生きているサワガニ類の幼体を捕まえたのか、死体を拾ったのか気になります。ザトウムシがアオノクマタケランの葉の上までサワガニ類の幼体を運んだのかも気になりました。
 余談ですが、以前木の幹の高さ1.5m位のところでザトウムシがミミズを捕食しているのを見たことがありました。このザトウムシがわざわざ高いところまでミミズを運んで食べていたのか、木に登っていたミミズを捕まえたのか気になりました。


 山道を登り始めた時は少し雨が降っていて、あまり生き物の気配がしなかったのですが、クロイワトカゲモドキやリュウキュウアオヘビ、ガラスヒバァも出てきました。「見つけたらご一報を」と頼まれていたものは全く見つかりませんでした。