タイム計測用のパソコンの不具合の原因2016年01月04日

 先月のエキサイティングジムカーナ エキシビジョンマッチの途中でタイム計測用のパソコンがセンサーと通信できなくなり、急きょ予備のパソコンに交換するというトラブルがありました。そのパソコンを預かって故障個所が無いかを確認することになりました。5年以上前のパソコンなので、壊れる可能性の高いところから確認しましたが、持ち主のMCと同様に非常に調子が良かったです。タイム計測用のセンサーをパラレルポートにつないでいるので、パラレルポートのコネクターが外れていないかを確認しましたが、はんだは割れていないようでした。機械的な故障が見当たらないので、ソフトウェアの不具合しか思いつきませんでした。タイム計測用のLapRecorder2000固有の不具合かと思ってネットで調べてみましたが、そのような症状は報告されていませんでした。

LapRecorder2000

 プログラムや設定の破損かと思い、設定ファイルを保存してからLapRecorder2000を入れ替えたら、正常に動作するようになりました。元の設定ファイルに戻すとセンサーからの信号を受け取れなくなりました。メニュのウィンドウのオプションから設定を開き、スクリーンショットを撮って設定を比較してみました。

LapRecorder2000:パラレルポートで受信できた設定

LapRecorder2000パラレルポートで受信できなかった設定

 元の設定はシリアルポートのポート番号がCOM1になっていました。これをNoneに変えたらパラレルポートでセンサーの信号を受信できるようになりました。
 今回は問題ありませんでしたが、詳細設定のPinの設定や配線を間違えて信号がうまく受け取れなくなることもありそうです。

 LapRecorder2000は、Windows2000とXPにしか対応していないようなので、いずれパソコンが壊れた時に新しい計測システムを考えないといけなくなると思います。テンキーを押すとスタートや中間、ゴールを作動させてタイム計測ができるので、USBのテンキーを改造したもので計測が行えるかもしれません。Windows 10 Insider Preview上でLapRecorder2000は、テンキーからの計測はできました。しかし、プリンターポートアドレスをNoneにしないとハードウェアを制御しているdllのエラーが出たので、パラレルポートやUSBパラレル変換を使った計測はできないかもしれません。

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